サポート情報
よくあるご質問と回答
レンズダンパーに関してお客様よりご質問いただく内容をまとめております。こちらに掲載していないご質問につきましては、お問い合わせください。
- 材料は何ですか?
-
- 制震用に開発された低降伏点鋼とFMS合金を使用しています。
- 低降伏点鋼とは制震用に開発された添加元素を極力低減した純鉄に近いものです。従来の普通鋼材に比べて伸び性能は極めて高い特殊な鋼材です。
- FMS鋼材とは、鉄(Fe)マンガン(Mn) ケイ素(Si)の新合金であり、高い耐力と優れた伸び性能を保有しています。
- どういう原理ですか? なぜ、こういう形をしているのですか?
-
- 鋼材の中央部を凹型レンズに加工することによって、板材の一部に変形や応力を集中させず、変形や応力の集中を緩和し板材全体で地震エネルギーを効率よく吸収します。
- 他の制震との違いは何ですか?
-
- 他の鋼製せん断型の制震装置は、座屈を防止するために縦リブが必要であり、その鋼板を溶接接合する手間がかかります。それがコストアップの要因になっています。 本製品は、板材中央を凹状レンズにするだけで溶接接合がありません。そのため、低コストを実現しています。
- 構造体は何でも良いのですか?
-
- RC造の壁式構造のように変形が発生しないものは効果がありません。
- いくらで出来ますか?
-
- 従前の他社の制震装置よりも廉価で、施工性の優れた製品を目標としています。
- 評定を取ったとありますが、確認申請はどうなるのですか?
-
- ERIでの構造性能評価は制震装置としての一般評定です。建物の設計については評定の対象外であり、個別の審査が必要です。
- 一般の建築物に付加制震として取り付ける場合には確認申請のみで良く、評定は不要となります。
- どれくらいの地震に耐えられますか?
-
- 現在話題の南海トラフの3連動地震ももしくは4連動地震動に耐えられるような設計をすることが設計クライテリアになります。
- 交換の目安はどう見るのですか?
-
- 限界累積変位という考え方があります。何回かの地震によって、レンズダンパーに変形が繰り返されると、その変形が疲労蓄積として貯まります。ある一定量の疲労蓄積が貯まるとレンズダンパーに期待する性能が発揮出来なくなりますので、その前に交換となります。交換の目安として凹状レンズ外径の変形から目視や映像から簡単に判断できる事を検討中です。ただし、本震、余震等による一連の地震で、き裂の生じないように設計します。
- 会員募集は行っているのでしょうか?
-
- 現在は中止しております。
- 会員以外でもレンズダンパーの購入はできますか?
-
- 会員以外の方でも購入は可能です。レンズダンパー推進協議会へお問い合わせ下さい。